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 幹事長挨拶            

幹事長 河野晴彦(昭和50年卒)

 2024年度版「冬夏会員名簿」発行にあたり、ご挨拶申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症が2023年5月に5類に移行になって、半年が過ぎ、2020年以降オンラインで開催されていた冬夏会の総会・新年会も、4年ぶりに対面で開催される運びとなりました。会に先立って、2023年秋に竣工し、新築移転した、建築学系の学生が学ぶ製図室や研究室、また学生食堂である「つばめテラス」のある西5号館の見学会も企画されています。(見学会後の総会・新年会は、東工大蔵前会館で開催されます。)田町の再開発がきっかけとなった、附属科学技術高等学校の緑が丘移転、それに伴う建築・土木棟の移転という第一歩の建物が、いよいよ完成したわけです。大岡山の正門を入ると、新しい守衛所も完成して、百年記念館、タキプラザ、図書館、そして坂を少し下ると先程の建物が見えてくる、という新しい景色を見学会、新年会に参加して、ぜひ楽しんで下さい。

 さて、昨年の幹事長挨拶で述べたように、冬夏会幹事会では、新たに名簿と会費についての分科会を発足させて、検討を進めてきました。そして、8月には皆さんに「会費を払って頂いた方だけに名簿を送ります。」という方針を伝え、その名簿が今、皆さんに届いているわけです。会費は名簿代なのか、紙の名簿は必要なのか、個人情報をどこまで開示するのか、毎年処分するのが大変だなど、様々な意見があります。これからも、この名簿があると便利だなと思われる名簿作りを目指して、もう1年この分科会を続けて名簿改良に取り組んでいこうと思っています。

 東工大は、2024年に東京医科歯科大学と統合し、「東京科学大学(仮称)」となります。益学長はさらに、2024年4月入学の学士課程入試から、総合型選抜および学校推薦型選抜において女性を対象とした143人の「女子枠」を導入すると言っています。この数字は、学士1028人のうちの約14%に相当するそうで、多様性という視点でいえば、これを25%、そして50%にもっていきたいと言っています。

 しかしながら、建築学系は女性の比率が20%を超えていると聞いています。そういった意味では東工大の中でも進んでいるのかも知れません。そんな中、うれしいニュースは、建築学科2005年卒の金野千恵さんが「春日台センターセンター」という作品で建築学会賞(作品)を受賞されたことです。他の論文、技術部門でも学会賞を受賞されている冬夏会のメンバーがいます。また、5月に行われた日本建築学会の通常総会で、東工大の竹内徹先生が第58代会長に就任されました。これから2年間、日本建築学会のリーダーシップをとって頂きます。これからも冬夏会のメンバーがますます活躍してくれることを期待しています。