真野研究室進行中のプロジェクト

現在真野研究室では以下のような研究プロジェクトを行っています。

高岡 〜歴史的資源を生かした暮らしづくり〜

高岡市は城下町として開かれたことが街の起源とされており、加賀藩藩主の前田利長が城下繁栄の狙いで鋳物師や指物屋を城下に住まわせたことから、高岡銅器や高岡漆器という伝統工業が産業として残っています。また、金屋町や山町筋といった歴史的まちなみが残るエリアがあるなど、歴史都市としての風情があります。しかし、多くの地方都市が抱える首都圏への人口流出や少子高齢化、それに伴う中心市街地における空き家、空き地の増加といった様々な問題が発生しています。これらの課題解決を目指し、地元メンバーや富山大学芸術文化学部の学生、行政と連携し、住民ワークショップの運営を中心に空き家の活用方法の検討や高岡の歴史的魅力の保存・情報発信に取り組んでいます。

中津川 〜空き家を活用した宿場町再生〜

中津川市本町地区は、かつて中山道の宿場町・中津川宿として栄えていました。その後、町の中心であった宿場は役割を失い、町の中心は駅前へと移動していきました。かつての宿場としての賑わいを取り戻そうと、今までに中山道沿いの景観保全や改修などの取り組みが行われてきました。そこで真野研究室では、一般社団法人ヒガシミノ団地や名古屋外国語大学 宮川研究室と連携し、江戸時代後期に建設された天満屋を中心として本町地区に点在する空き家調査や空き家の活用方法の検討、住民ワークショップの開催などを行い、中津川宿の魅力・拠点づくりに取り組んでいます。

尾道 〜斜面地から描く地域再生ビジョン〜

広島県東部に位置し、瀬戸内海に面した尾道市。尾道三山と尾道水道に挟まれた港町は、かつて北前船の寄港地であり、全国各地の産物が集積する流通拠点として賑わいました。その後、造船業の発展とともに山手を開き現在の旧市街地を形成していきました。発展の過程では多くの寺院や茶園などが斜面地に建てられ、文豪たちが居住していたことから「寺のまち」「坂のまち」「文学のまち」と呼ばれ、独自の文化的側面を持つ個性豊かな街です。 真野研究室では斜面地エリアの空き家調査、茶園建築・蔵調査、元遊郭地 新開地区の空き店舗調査などに取り組み、NPO団体 尾道空き家再生プロジェクトの活動サポートも行っています。

石巻 〜被災地のまちづくりプロセスデザイン〜

石巻は、古くから北上川水運の要所として、米の積み出しなどで発展し、近年は漁業と水産加工、製紙業を主な産業としています。東日本大震災によって、沿岸部を中心に甚大な被害を受けました。元々の課題である中心市街地の衰退と復興を同時に考えていくことが求められています。

向島 〜木密地域での防災とアートまちづくり〜

向島は東京都墨田区の木造密集市街地で、関東大震災や東京大空襲の災害を経て、今もなお多くの路地や長屋が残っています。真野研究室では、地元の住民組織と協力した防災まちづくりや、NPOが主催するアートプロジェクトに参加しています。

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